こんにちは!管理栄養士の高安です。新型コロナウイルス (COVID-19)の流行から早いものでもう1年が過ぎようとしていますね。外出自粛やテレワークの導入など今までとは違う生活に戸惑いを抱える方も多かったのではないでしょうか。一刻も早く感染拡大が収まり事態が収束することを祈るばかりです。感染症予防のキーワードとして良く耳にするようになった「免疫」。今まで何度かご紹介してきた「免疫」に関する情報を今回はおさらいしていきたいと思います。
「免疫」とは?
私たちの体内には細菌やウイルスなどが侵入してきた際にカラダを守ってくれる防御反応が存在します。この防御反応のことを「免疫」と呼びます。そして、「免疫」に関係している細胞を「免疫細胞」と呼びます。「免疫細胞」はリンパ球、マクロファージ、樹状細胞などがあります。これらの「免疫」機能が正常に働くことで感染症などの病気にかかりにくくなり、強いカラダが作られるのです。
「免疫」に関する詳しい記事はこちら(https://limitest.jp/meal/immunity/)
「免疫機能」を正常に保つためのポイント
何か特定の食べ物や栄養素を摂取したからといって劇的に感染症にかかりにくくなったりすることはありません。「免疫機能」のようにもともと私たちが持っているカラダの機能が正常に働く様にしておくことが「感染症」にかかりにくくなる第一歩です。「〇〇を食べるだけ」「〇〇を飲むだけ」など簡単な方法に頼りがちになるかもしれませんが、あくまでも強いカラダを作る基本は「栄養」と「休養」です。
三食しっかりと食べる
「感染症」にかかりにくいカラダを作ることも、「筋肉」をつけることも食事の基本は全て同じです。まずは朝食・昼食・夕食の3回の食事を大切にしてください。3食しっかりバランス良く食べることでカラダに必要な栄養素を摂取することが可能になり、「免疫機能」も正常に働きます。外食やコンビニの食事は「炭水化物」や「脂質」過多になりがちで「たんぱく質」や「ビタミン」、「ミネラル」が不足しやすくなります。そんな時は「プロテイン」や「サプリメント」を上手に活用し、不足しがちな栄養素を補う様にしてください。無理なダイエットも「免疫機能」を低下させる要因になりますので注意が必要です。
適正体重を維持する
「免疫機能」を正常に働かせるためには「適正体重」を維持することが大切です。太りすぎてもやせすぎてもよくありません。「適正体重」はBMIから算出することができます。BMIに関する詳しい記事はこちら(https://limitest.jp/meal/when_do_you_drink_protein_women/)
BMIが18.5〜25の範囲内に収まっていれば大丈夫です。もしその範囲を超えるようであれば食事や運動などを調整し、可能な限り適正体重の範囲内に近づけるために食生活を改善していきましょう。過度なダイエットも免疫機能の低下につながりますので注意が必要です。
しっかりと休養をとる
忙しくなってくるとついつい削ってしまうのが「睡眠時間」です。疲労回復のためには「睡眠」は大切です。1日に7〜8時間程度の睡眠時間の確保を意識してみてください。就寝前にシャワーではなく湯船につかることも快眠の助けになるのでおすすめです。
「新型コロナウイルス(COVID-19)予防のための食事のポイント」に関する詳しい記事はこちら(https://limitest.jp/meal/covid-19-prevention/)
まとめ
新型コロナウイルス (COVID-19)やインフルエンザなどの感染症にかからない様にするためには「免疫機能」を正常に保つことが大切です。繰り返しになりますが、何か特定の食品を摂取したからといって劇的に感染症を予防することは出来ません。「免疫機能」を正常に保つことも健康維持することも基本は同じ。3食しっかりとバランス良く食べ、極力ストレスを軽減ししっかりと休養をとることです。これらを忘れずに感染症の予防に取り組んでいきましょう!
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管理栄養士/フードアドバイザー 高安 ちえ http://chietakayasu-dietitian.strikingly.com/