簡単レシピ〜牛乳とレモン汁で手作りカッテージチーズ〜

レシピ

こんにちは!管理栄養士の高安です。みなさんは「補食」に何を食べていますか?「ちくわ」、「ヨーグルト」、「牛乳」などなど。「たんぱく質」を多く含んでいる食品を「補食」として取り入れられている方は多いですよね。日頃からトレーニングをしている皆さんは「補食」として「チーズ」を召し上がる機会が多いのではないでしょうか?「チーズ」は「たんぱく質」だけでなく「カルシウム」も補給できるのでとても優秀な「補給食」です。

チーズの栄養

「チーズ」は主に「牛乳」を原材料として作られた食品です。「チーズ」は大きく加熱処理されていない「ナチュラルチーズ」と加熱処理されている「プロセスチーズ」に分類されます。「ナチュラルチーズ」は生乳などを乳酸菌や酵素の力で凝固させたものです。使用する原材料や微生物の種類、製法などにより世界中で1,000種類以上の「ナチュラルチーズ」があると言われています。それに対して「プロセスチーズ」は1種類以上の「ナチュラルチーズ」を乳化剤などを加えて加熱し再加工したものです。加熱処理されているため、微生物や酵素は死滅しています。そのため「ナチュラルチーズ」に比べて「プロセスチーズ」は保存性に優れていると言えます。

「チーズ」の栄養価を比較してみました。

エネルギーたんぱく質脂質カルシウム塩分
カッテージチーズ21kcal2.7g0.9g11mg0.2g
クリームチーズ69kcal1.6g6.6g14mg0.1g
チェダーチーズ85kcal5.1g6.8g148mg0.4g
カマンベールチーズ62kcal3.8g4.9g92g0.4g
モッツアレラチーズ55kcal3.7g4.0g66g0.0g
プロセスチーズ68kcal4.5g5.2g126g0.6g

いかがでしょうか?「チーズ」の種類によって含まれている「たんぱく質」や「脂質」の量は異なりますね。

「カッテージチーズ」は他のチーズに比べると「たんぱく質」は少ないですが、「脂質」も少ないため減量中の方にはおすすめのチーズです。それに対して、「チェダーチーズ」は他のチーズに比べると「たんぱく質」が多く含まれていますが「脂質」も多く含まれているため、減量中の方は避けた方が良いと言えるでしょう。

「プロセスチーズ」は「ナチュラルチーズ」に比べると比較的安価なため重宝されている方も多いかもしれません。「ナチュラルチーズ」に比べると「塩分」を多く含んでいますので食べ過ぎには注意が必要ですね。

一言で「チーズ」と言っても種類は様々。ご自身の目的に合わせてどのチーズを食べるか選択する様にしてください。

簡単カッテージチーズの作り方

簡単に手作りすることができる「チーズ」があることはご存知でしたか?カビ菌をつけて発酵させて。。。となるとなかなか難しく家庭で作るにはハードルが高いのですが、熟成させる必要がない「カッテージチーズ」は簡単に作ることができるのです。

「カッテージチーズ」はオランダが原産の軟質なフレッシュチーズで代表的な非熟成チーズです。白く「そぼろ状」の外観をしていて味が淡白で少しの酸味があるのが特徴です。そのままサラダに入れたりサンドイッチの具材やドレッシングなどにも用いられます。この非熟成の「カッテージチーズ」であればご自宅で簡単に作っていただくことが可能です。しかも、手作りなので余計な添加物も使っていないため安心ですね。ぜひ「たんぱく質」補給の一つとして手作りカッテージチーズを試してみてくださいね。

材料

材料
普通牛乳500cc
レモン汁or酢大さじ2
少々

市販のレモン果汁を使う時は必ず100%のものを購入する様にしてください。酢を使う場合は使用する酢の種類によって味が少し変わります。個人的には「リンゴ酢」や「白ワインビネガー」などの柑橘系の酢がオススメです。

作り方

1、鍋に牛乳をいれ中火にかけ、かきまぜながら沸騰直前まで温める
2、牛乳を沸騰直前まで温めたら火を消し、塩とレモン汁を入れ混ぜる
3、粗熱が取れたらザルとボウルを用意しペーパーで2をこす
4、3の水気をしっかりとしぼったら出来上がり

沸騰直前まで温めた牛乳にレモン汁を入れると牛乳の「たんぱく質」がレモン汁に含まれる「酸」の影響で凝固します。

粗熱がとれたら水分を取り除いて軽く絞ったら出来上がり!500ccの牛乳から約100gのカッテージチーズが出来ます。カッテージチーズを作った時にでる水分は「乳清(ホエイ)」ですので捨てずに有効活用しましょう。レモン汁を使ってカッテージチーズを作った場合の「乳清(ホエイ)」はそのまま飲んでも美味しいです!お好みではちみつを少し入れても飲みやすいと思います。

手作りした「カッテージチーズ」や「乳清(ホエイ)」は既製品とは違い保存料が入っていません。密閉容器に入れ必ず冷蔵庫で保管して、1~2日を目安に消費する様にしてください。

次回は「手作りカッテージチーズ」を使用した簡単レシピもご紹介予定ですのでお楽しみに!

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管理栄養士/フードアドバイザー 高安 ちえ http://chietakayasu-dietitian.strikingly.com/