「腸内環境」改善レシピ〜かぼちゃといんげんの胡麻味噌和え〜

食事と栄養

こんにちは!管理栄養士の高安です。前回「そもそも免疫とは?」という記事で「免疫」について詳しくお話させて頂きました。(詳しくはこちらそもそも「免疫」とは? )
その中で出てきた「粘膜免疫」と関係の深い「腸内環境」について今回はお話ししたいと思います。「腸内環境」が「全身免疫」に影響を及ぼす可能性があるという研究結果もあり、「免疫」と「腸内環境」の関係は注目されています。「腸内環境」を改善するためのレシピもご紹介させて頂きますので、ぜひ参考にしてみてください。

「腸内環境」とは?

私たちの腸内には数百種類の「腸内細菌」が存在すると言われています。「腸内細菌」はからだにとって有益な働きをする「乳酸菌」や「ビフィズス菌」などの「善玉菌」。増えると下痢の原因となる「ウェルシュ菌」などの「悪玉菌」。「善玉菌」でも「悪玉菌」でもない「日和見(ひよりみ)菌」の3種類に分類されます。「日和見(ひよりみ)菌」は健康な時は特に悪さもせず大人しくしているのですが、体調が悪くなってくると腸内で悪い働きをすると言われています。これらの「善玉菌」「悪玉菌」「日和見(ひよりみ)菌」がバランスを保ちながら「腸内環境」を保っています。便秘の状態が続いたり、不規則な生活リズムや偏った食事、過度なストレスは「腸内環境」の悪化に影響すると言われています。

「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」

「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」という言葉を聞いたことがありますか?

「プロバイオティクス」

「プロバイオティクス」とは人体にとって有益な効果がある「善玉菌」や「善玉菌」を含む食品・サプリメントのことをいいます。「善玉菌」の代表は「ビフィズス菌」や「乳酸菌」です。ヨーグルトには「乳酸菌」が含まれ、一部には「ビフィズス菌」も配合されています。味噌、醤油、納豆、チーズなどの「発酵食品」やヨーグルトなどには「乳酸菌」が多く含まれています。これらの食品やサプリメントを「プロバイオティクス」と言います。

「プレバイオティクス」

「プレバイオティクス」とは「ビフィズス菌」や「乳酸菌」などの「プロバイオティクス」のエサになるものを言います。「プレバイオティクス」は「食物繊維」や「オリゴ糖」などです。「食物繊維」はきのこや海藻、野菜に多く含まれ、「オリゴ糖」は大豆や玉ねぎなどの野菜に含まれています。

「腸内環境」を良好な状態に保つためには食品などから「プロバイオティクス」である「善玉菌」を多く含む食品と「プレバイオティクス」である「善玉菌」のエサになる食品を組み合わせて摂取すると効果的です。

夏の「便秘」にも注意!

「腸内環境」を良好に保つためには「便秘」を予防することも大切です。これから気温が高くなるにつれて、体内が脱水状態になると「便秘」になりやすくなります。「便秘」の状態が続くと「悪玉菌」が増殖し、「腸内環境」が悪化しやすくなります。十分に水分を補給し「便秘」の予防も心がけてください。脱水を防ぐために野菜を積極的に摂取することも効果的です。「便秘」に関してはこちらの記事でも触れていますので、参考にしてみてください。

腸内環境改善レシピ〜かぼちゃといんげんの胡麻味噌和え〜

材料

材料
冷凍かぼちゃ1袋(350g程度)
いんげん50g
A:みそ大さじ1
A:みりん大さじ1
A:すりごま大さじ1

全ての材料を混ぜるだけで出来上がりの簡単レシピです。かぼちゃには「善玉菌」のエサになる「食物繊維」が多く含まれています。「乳酸菌」が多く含まれる発酵食品の「味噌」をつかう事もポイントです。「プロバイオティクス」や「プレバイオティクス」を意識して「腸内環境」改善に努めてみてくださいね!

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管理栄養士/フードアドバイザー 高安 ちえ http://chietakayasu-dietitian.strikingly.com/