暑い夏になると薄着になったり、海やプールに行く機会が増えたりと肌の露出が多くなります。このようなとき、男性としては「今年は男らしい体をアピールしたい」という願望もあるかもしれません。
また、女性も男性らしいたくましい体が好きという方は多いです。そこで今回は海でモテるための筋肉に関するお役立ち情報を解説します。「女性はどんな筋肉を身に付けた男性が好きなんだろう?」といった疑問をお持ちの方は必見です。
■海でモテる筋肉とは?
女性は男らしいたくましい筋肉をみると、心が動かされるといいます。特に薄着や水着になる機会が多い夏場の海などは、筋肉フェチの女性にとっては心躍る場所でもあります。
では具体的に海でモテる筋肉、モテやすい筋肉とはどのようなものなのでしょうか?ここでは海でモテる筋肉の特徴をいくつかご紹介します。
筋肉が美しくみえるたくましい腕
女性からの支持が非常に高いのが腕の筋肉。腹筋などその他の部位は、衣類を着用していると見えにくいですが、腕の筋肉はTシャツの袖からのぞいているため、男性にとっても最もアピールしやすい筋肉といえるでしょう。
適度についた締まった筋肉を見ると、「あの腕でお姫様抱っこされたい」と思う女性も多いです。
いわゆる「力こぶ」を形成する筋肉でもある上腕二頭筋や鍛えれば引き締まった腕を演出できる上腕三頭筋などの筋肉を効率よく増やせれば、女子からの注目度も高まること間違いなしです。
また、意外なところでは前腕の筋肉となる前腕筋も女子はみています。前腕筋も衣類に隠れることがない部位だけに目に入りやすく、男性らしい太い前腕部に心惹かれる女性は多いそうです。
女性をキュンとさせる厚い胸板
厚い胸板も「男らしさ」の象徴といえるでしょう。胸板が適度に鍛えられている男性は、水着着用時はもちろんのこと、Tシャツを着用していても男らしい分厚い胸板が見え隠れするため、女性は思わずドキッとしてしまうことが多いようです。
男性らしい胸板には男としての色気、魅力が詰まっているともいわれていますので、女性にモテたいという男性は、夏までに胸の筋肉を鍛えるのもおすすめです。
胸の筋肉の正式名称は「大胸筋」といいます。日常生活では腕の前でものを抱く動作、うつ伏せの状態から体を起こす動作などで必要になる筋肉です。
また、大胸筋はバストの形にも大きな影響を及ぼすため、この筋肉を鍛えることは男女ともに意味があります。その他大胸筋には「上部」「下部」「中部」とありますが、モテる大胸筋をつくるには各部位をバランスよく鍛える必要があります。
どこかひとつの部位だけを集中的に鍛えると違和感のある胸板に見えてしまうため、注意が必要です。
締まった腹筋
「モテる筋肉の王道」とも呼ばれるのが腹筋です。腹筋は男性が鍛えたい筋肉としても知られていますが、異性である女性からも締まった筋肉で覆われたお腹は大人気です。
水着着用時の腹筋はもちろんのこと、Tシャツの裾をまくったときにチラリとみえるたくましい腹筋にキュンとくる女子は多いようです。腹部の筋肉はひとつの筋肉だけではなく、以下の4つの筋肉で構成されています。
・腹直筋
・外腹斜筋
・内腹斜筋
・腹横筋
腹筋の中で最もポピュラーなのが腹部前面の腹直筋であり、いわゆるシックスパックと呼ばれる割れた腹部はこの腹直筋が鍛えられた状態を指します。
また、腹部側面の筋肉は腹斜筋で構成されており、体の表面部分の筋肉を外腹斜筋、内側の筋肉を内腹斜筋といいます。そして最後の腹横筋ですが、この筋肉は腹部深層部においてお腹周り全般を包んでいます。
腹横筋はインナーマッスルとも呼ばれる深層筋であり、内臓を腹部の中にしっかりと収めておく役割などを担っています。また、この腹横筋を鍛えることで腹部周辺が引き締められるため、ウエストラインを美しくみせることも可能です。
男らしい背中を演出する背筋
普段の生活では他人の背中をみる機会はありませんが、水着を着用する海では後ろに回り込めばいくらでも背中をチェックすることができます。背中の筋肉が鍛えられている男性は、女性に「付いていきたい!」といった感情を抱かせることもあるようです。
背筋はバランスよく鍛えることができれば、男性も憧れの逆三角形の体をつくることができます。また猫背などの解消にもつながるため、きれいな姿勢を手に入れたいという方にもおすすめです。
背筋を構成するのは上部の「僧帽筋」、下部の「広背筋」、腰を守る「脊柱起立筋」の3つです。背筋下部を構成する広背筋は最も面積が広く、脇腹から脇の下あたりまでの筋肉は広背筋に該当します。
また、前述の逆三角形の体は、この広背筋を鍛えることで手に入れることができます。背中の筋肉は自分からは見えないため、おろそかになりがちですが、筋肉フェチの女子などは海であなたの背中をしっかりとチェックしているかもしれません。
海でモテたいという方は腕や腹筋など見える部位だけではなく、自分からは見えない部位の筋肉も鍛えておくようにしましょう。
【部位別】海でモテる筋肉をつけるためのおすすめ筋トレ
海でモテるための筋肉をつけるには、各部位に合った筋トレを行う必要があります。ここからは異性からも注目を集める筋肉をつけるためのおすすめ筋トレを各部位ごとにご紹介します。
腕
腕は上腕三頭筋、上腕二頭筋、前腕筋群といった筋肉をバランスよく鍛えることで、男性らしいたくましさを出すことができます。それぞれの筋肉を鍛えるのにおすすめのトレーニングメニューを、以下にまとめましたので参考にしてください。
<ノーマルプッシュアップ(上腕三頭筋に効果あり)のやり方・手順>
- 腕を肩幅より拳2つ分ほど外に開き、床につける
- 足は伸ばして、つま先だけを床につける
- 足から首まで一直線になるように姿勢を整える
- 肘を曲げながらゆっくりと体を沈めていく
- 床につかない程度まで下げたら、その状態を1秒間キープする
- 元の姿勢に戻す
- 上記を20回、3セットを目安に行う(インターバルは30秒間)
<チンアップ(上腕二頭筋に効果あり)のやり方・手順>
- 懸垂バーを逆手で握る
- 両腕をまっすぐに伸ばしていき、バーにぶら下がった状態になる
- 息を吐きながらアゴがバーの上にくるまで体を引き上げる
- ゆっくりと元に戻す
- 上記を10回、2セットを目安に行う(インターバル60秒間)
<グーパー法(前腕筋に効果あり)のやり方・手順>
- 両手を前に伸ばす
- 両手を閉じて、前腕筋に力を入れる
- 閉じた両手をパッと広げる
- 上記(2)、(3)の動作を100回、2セットほどを目安に行う(インターバル60秒間)
ノーマルプッシュアップは腕の筋肉を鍛えるトレーニングでは最もオーソドックスであり、日本では腕立て伏せとも呼ばれます。
上腕二頭筋に効果があるチンアップは、懸垂バーや公園の鉄棒などを使った自重トレーニングであり、手のひらを自分に向けた形で行う懸垂です。
グーパー法は非常に簡単な筋トレですが、100回などまとまった回数を行うと、前腕筋に効果的な負荷をかけることができます。
胸
胸の筋肉を構成する大胸筋は大きい筋肉ですので、ひとつのトレーニング法では全体に効率的な負荷をかけるのは難しいです。
前述のように大胸筋は上部、中部、下部に分かれていますので、それぞれの部位に効率的に負荷をかけられる筋トレを取り入れていきましょう。
<デクラインプッシュアップ(大胸筋上部に効果あり)のやり方・手順>
- 椅子など適度な高さのものに足を乗せた状態で腕立て伏せの姿勢になる
- その後は腕立て伏せと同様の要領で体をゆっくりと沈めていく
- 体を下した状態で1秒間キープし、ゆっくりと体を上げていく
- (2)~(3)を10回、3セットを目安に行う(インターバル60秒間)
<ワイドプッシュアップ(大胸筋下部に効果あり)のやり方・手順>
- 腕立て伏せの姿勢になる
- 手の幅は肩幅よりも広めを意識する
- 体をゆっくりと下げる
- 限界まで下げたら、一度停止時間を作る
- 元の姿勢に戻る
- 上記を15回、3セットを目安に行う(インターバル30秒間)
大胸筋は腕の筋肉を鍛えるのと同様にプッシュアップが大きな効果を発揮します。プッシュアップにもさまざまな種類がありますが、大胸筋上部を鍛えるには体を支える部分を腕のみにするデクラインプッシュアップ、下部を鍛えるには通常の腕立て伏せよりも広い手幅で行うワイドプッシュアップが有効です。
また、大胸筋中部に関しては、腕の筋トレでご紹介したノーマルプッシュアップで鍛えることができます。
腹部
腹部の筋肉は腹直筋、腹斜筋、腹横筋で構成されています。それぞれに効果がある筋トレは以下のとおりです。
<バイシクルクランチ(腹直筋、腹斜筋に効果あり)のやり方・手順>
- 仰向けになる
- 膝を90度に曲げて持ち上げる
- 左膝を胸の方向に引きつけ、右足をまっすぐ伸ばす
- (3)と同時に腹部を左に捻り、右肘と左膝を近づける
- 逆の左肘と右膝を近づける
- 上記の動作を左右20回ずつ、3セットを目安に行う(インターバル30秒間)
<ロッキングプランク(腹横筋に効果あり)のやり方・手順>
- うつ伏せになる
- 腕を肩幅ほどに広げて、上半身を起こす
- つま先を立て、上半身を持ち上げる
- 顔は前に向けて、かかとから首筋まで一直線の姿勢をつくる
- つま先、および前腕の位置は動かさずに体を1秒ごとに前後に振る
- 上記動作を30秒~60秒、3セットを目安に行う(インターバル30秒間)
バイシクルクランチは腹部を捻る動作を取り入れるため、腹直筋だけではなく腹斜筋も鍛えることができます。また、ロッキングプランクはフロントブリッジ(プランク)を進化させた筋トレであり、腹横筋にかかる負荷が高いのが特徴です。
背中
背筋を鍛えることはモテ要素を備えるだけではなく、血行不良による肩コリの解消につながることもあります。背筋を効率的に鍛える筋トレは以下のとおりです。
<チンニング(僧帽筋、広背筋に効果あり)のやり方・手順>
- チンニングスタンドや鉄棒の前に立つ
- 肩幅よりも広めにバーを握る
- 少しだけ体を浮かす
- 息を吸いながら素早く体を引き上げる
- 限界まで上がったら、少しの時間その姿勢をキープする
- 息を吸いながらゆっくりと体を下していく
- 上記を15回、5セットを目安に行う(インターバル30秒間)
チンニングとは懸垂のことであり、僧帽筋と広背筋を一度に鍛えられるメリットがあります。特にチンニングは広背筋に大きな効果を見込むことができますので、逆三角形の体に憧れの方にはおすすめの自重トレーニングといえるでしょう。
また、僧帽筋に関しては、先ほど胸の筋トレでご紹介したデクラインプッシュアップでも効果的な負荷をかけることができます。
まとめ
夏になると海に行く機会が多くなります。このようなシーンでは「男らしい体を見せて女性にモテたい」「誰もが憧れる筋肉を海で披露したい」という男性もいるかもしれません。
また、女性の中には筋肉フェチの方や男らしい筋肉が好きという方も多いです。そのため、女性にカッコいい姿を見せたいという方は、今から夏に備えてモテるための筋肉づくりに励むのもよいでしょう。
筋肉は特定の部位だけ鍛えても全体のバランスが悪くなりますので、複数のトレーニングを取り入れながら各部位をバランスよく鍛えるという意識を忘れないでください。