プロテインバーの取り入れかた

食事と栄養

こんにちは!管理栄養士の高安です。最近ではコンビニやドラックストアで様々なプロテイン入りの食品や飲料を目にする機会が増えてきましたね。粉末のプロテインは少し抵抗があるけれど、プロテインバーなら美味しいし食べやすいので利用しているという方も多いのではないでしょうか?今回は各社が販売しているプロテインバーの特徴とプロテインバーを摂取する時のポイントについてまとめました。

プロテインバーとは?

プロテインバーとは名前の通り、たんぱく質を多く配合させたワンハンドタイプのスナックのことをいいます。手軽に食べられることから時間のない時の朝食やトレーニング前後、少し小腹のすいた間食代わりなどで活用されている方も多いのではないでしょうか?チョコレートタイプ、クッキータイプ、ウエハースタイプ、甘くないソーセージタイプなど好みに合わせて選べるのも嬉しいですね。中にはプロテインだけでなく、様々な栄養素を添加している製品もあります。

各社のプロテインバーの特徴まとめ

近くのコンビニで購入することができたプロテインバーの特徴をまとめました。

1本満足バー各種(チョコレート、ブラック、ホワイト、ストロベリー)

アサヒグループ食品株式会社から発売されている「1本満足バー」シリーズです。全部で4種類のフレーバーがありました。たんぱく質15g、ビタミン5種、必須アミノ酸9種を配合しているというコンセプトです。栄養成分表示に必須アミノ酸の配合量が記載されているのも特徴の一つです。全体がチョコレートでコーティングされているため、やや固めですが、中に大豆パフやレーズンなどが入っていて食感もよくスナック感覚で美味しく食べられます。

in プロテインバー各種(バニラホワイト、ウェファーバニラ、ブラウニー)

森永製菓株式会社から発売されている「in プロテインバー」シリーズです。フレーバーごとにコンセプトが異なります。バニラホワイトはたんぱく質含有量が1本あたり20g、ウェファーバニラはロカボ(美味しく楽しく適正糖質)。ブラウニーは免疫機能の維持をサポートするプラズマ乳酸菌が含まれています。商品ごとに食感やコンセプトが異なりますので、味の好みだけでなく、期待する効果に合わせて選択できるのは嬉しいですね。

プロテインバー チョコレートクッキー

ブルボンから発売されているプロテインバーはクッキータイプ1種類でした。中鎖脂肪酸であるMCTオイルや砂糖やぶどう糖に比べると吸収が穏やかなパラチノースが配合されています。その他にもビタミンB群を中心とした10種のビタミンと、日本人が不足しやすいカルシウムと鉄が1日に必要な摂取量の1/3含まれています。

プロテインバーのおすすめ活用方法

プロテインバーのおすすめの活用法は以下の通りです。

チョコレートやケーキなどおやつのかわりとして

チョコレートやケーキ、アイスクリームなどの菓子類は糖質や脂質を多く含み、高カロリーなものが多いです。ついつい食べ過ぎて1日の摂取カロリーをオーバーしてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。プロテインバーは1本あたり200kcal前後で、たんぱく質が豊富に含まれているだけでなく、多くの製品がビタミンやミネラルも含んでいますので、おやつのかわりとしてぴったりです。

時間がない時の朝食がわりに

忙しくて朝食を食べる時間がない方にもプロテインバーはおすすめです。菓子パンだけ、おにぎりだけで朝食を済ませてしまうと、たんぱく質の摂取量が不足しやすくなります。プロテインバーの中には1本で20gのたんぱく質を摂取できるものもありますので、時間がない時の朝食に取り入れてみてもよいでしょう。

まとめ

市販されているプロテインバーは1本あたり、10〜25gのたんぱく質を含んでいます。たんぱく質以外にもビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれていますので、お菓子を食べたり、忙しくて食事を抜いたり菓子パンやカップラーメンですませたりする習慣があるかたは、プロテインバーに置き換えてみてはいかがでしょうか?あくまでの食事の基本は1日3回、主食・主菜・副菜を揃えた食事です。プロテインバーは1日1本を目安に、あくまでも時間がない時や間食のかわりなど、食事の補助的な食品として摂取するようにしましょう。

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管理栄養士/フードアドバイザー 高安 ちえ https://ncsracine.com/