こんにちは!管理栄養士の高安です。寒さも厳しくなり風邪を引きやすい季節になってきましたので、日頃からしっかり栄養補給して風邪やウイルスに負けないカラダ作りをしていきましょう。
今まで「プロテイン」の正しい摂取のしかたについて何度がご説明させていただきました。「プロテイン」を購入してみたものの、どの程度飲めば良いのかわからないという方はぜひ今までのブログも参考にしてみてください。
「プロテイン」はどう飲むのが正解?
https://limitest.jp/meal/how-to-drink-protein/
1日に「プロテイン」はどのくらい飲めばいい?
https://limitest.jp/meal/amount-of-protein-to-drink/
間食に甘いものを食べるなら「プロテイン」を飲んだ方がよい?
https://limitest.jp/meal/protein-for-snacks/
ちなみに、みなさんはスプーン1杯の「プロテイン」を食品に換算するとどのぐらいになるかを考えたことはありますか?今回は「プロテイン」の基本知識をおさらいしながら、「プロテイン」スプーン1杯を食品に換算するとどのくらいになるのかについてもご紹介していきたいと思います。
そもそも「プロテイン」とは?
そもそも「プロテイン」とはなんなのでしょうか?「プロテイン」は日本語で「たんぱく質」のことです。「たんぱく質」は肉や魚、牛乳や乳製品に豊富に含まれている栄養素です。「たんぱく質」は筋肉や臓器、毛髪などカラダの構成成分の材料や消化吸収に欠かせない酵素やホルモンの材料にもなっています。(「たんぱく質」に関する詳しい記事はこちらhttps://limitest.jp/meal/not-hear-protein/ )
肉や魚、牛乳や乳製品と「プロテイン」の違い
肉や魚、牛乳や乳製品と「プロテイン」の大きな違いは肉や魚、牛乳や乳製品が「たんぱく質」だけでなく、「脂質」や「炭水化物」など他の栄養素を含むのに対して「プロテイン」は必要最低限の「脂質」と「炭水化物」しか含有していないということです。種類や部位によっては肉や魚は「脂質」を多く含んでいるため、大量に摂取すると「脂質」の過剰摂取になる危険性があります。その点「プロテイン」は必要最低限の「脂質」しか含んでいないため、「脂質」の過剰摂取を気にする必要はありません。とはいえ、過剰に「プロテイン」を摂取してしまうと最終的には体内で「体脂肪」として蓄えられたり不要な分は排泄されてしまいます。いくら「プロテイン」は「脂肪」含有量が低いとはいえ「プロテイン」の過剰摂取には注意が必要です。
「プロテイン」スプーン1杯を食品に置き換えるとどのくらい?
「プロテイン」スプーン1杯は食品に置き換えるとどのぐらいになるのか比較してみました。量だけでなく、栄養価も比較していますのでぜひ参考にしてみてください。「プロテイン」の栄養価は「リミテスト Deliciousシリーズアーモンドミルクチョコレート」の値を参考にしています。
たんぱく質 | 脂質 | たんぱく質 | 脂質 | ||
---|---|---|---|---|---|
プロテインスプーン1杯 | 8.3g | 0.8g | ソーセージ3本(60g) | 7.9g | 17.1g |
卵1個 | 7.4g | 6.2g | ロースハム3枚(60g) | 9.9g | 8.3g |
木綿豆腐1/2丁 | 10.5g | 7.4g | ベーコン2枚(40g) | 5.2g | 15.6g |
絹ごし豆腐1/2丁 | 8.0g | 5.3g | 焼きちくわ1袋(100g) | 12.2g | 2.0g |
調整豆乳200ml | 6.4g | 7.2g | プロセスチーズ30g | 6.8g | 7.8g |
無調整豆乳200ml | 7.2g | 4.0g | ヨーグルト200g | 7.2g | 6.0g |
牛乳200ml | 6.6g | 7.6g |
参考:日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2018年
こうして比較してみると「プロテイン」の「脂質」含有量が低いことがわかります。「脂質」摂取量はこれ以上増やしたくないけれど、「たんぱく質」摂取量は増やしたい。という方に「プロテイン」もってこいの食品です。
まとめ
「プロテイン」は肉や魚、牛乳や乳製品と同じ「たんぱく質」を多く含む食品の一つです。肉や魚、牛乳や乳製品と比べると圧倒的に「脂質」含有量が低いことが特徴です。効率よく「たんぱく質」が摂取できるからといって「プロテイン」だけ摂取すれば良いということではありません。肉や魚に含まれている栄養素も私たちのカラダにとっては必要不可欠です。それぞれの食品の特徴をしっかりと理解した上で、肉や魚などの食品と「プロテイン」を上手に組み合わせながら「たんぱく質」の必要量を摂取するようにしていってくださいね。
まずは食事から必要な「たんぱく質」を摂取し、それでも不足する場合は「プロテイン」を上手に利用して「たんぱく質」の不足分を補う。この流れは忘れないようにしましょう!
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
食事に困った時にはプロに相談してみませんか??
SNSを使った食事のパーソナルトレーニングも対応しております。
管理栄養士/フードアドバイザー 高安 ちえ http://chietakayasu-dietitian.strikingly.com/