家族でプロテインを飲んでみよう！

こんにちは！管理栄養士の高安です。「プロテイン」摂取のポイントや注意点について何度かご紹介させて頂きました。「プロテイン」はまだまだ激しいトレーニングをしている人やアスリートなど一部の限られた人が摂取するものだと思っている方も多いようです。今回は年代別におすすめの「プロテイン」摂取方法をご紹介いたします。あなたが摂取している「プロテイン」。実は家族全員の食生活に上手に組み込んでいくことができるんですよ！

甘いものを食べるならその代わりに「プロテイン」を！

小腹がすいた時や寝る前についつい甘いものを食べてはいませんか？少しだけのつもりが手が止まらず気がついたらお菓子の袋が空になっていた。なんて経験をしたこともあるのではないでしょうか。「間食」としてよく摂取される「菓子類」はエネルギーが高く、脂質含有量が多い傾向にあります。チョコレートやクッキーなどを間食に食べるのであれば「プロテイン」をスプーン1杯飲んでみてはいかがでしょうか？フレーバー付きの「プロテイン」は甘みがあり飲みやすく満足感も得やすいので、間食の代わりに取り入れるのがおすすめ。そして、栄養的な面からみても、チョコレートやクッキーなどの菓子類に比べれば「プロテイン」は「高たんぱく低脂質」なため余計な体脂肪の増加を気にする必要がなくなります。とはいえ、「プロテイン」も摂り過ぎれば摂取エネルギー過剰で体重増加や体脂肪増加につながるので注意しましょう。

子どもの間食に！

成長期の子どもたちが1日に必要とする「エネルギー」や「たんぱく質」の量は成人と比較しても多くなります。食が細く思うように体重が増えない。という悩みをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。特に食が細い子どもは3回の食事で1日に必要なエネルギー摂取量を賄うのはなかなか大変です。そんな時に上手に使って頂きたいのが「間食」。学校から帰ってきて夕飯までの間にお腹が空いたからといってポテトチップスや菓子パンなどを食べさせてはいませんか？ポテトチップスや菓子パンは脂質が多く含まれているため「エネルギー」量は確保できるかもしれませんが、食べすぎると「体脂肪」増加の要因になることも。そんな時にお子さんの「間食」に「プロテイン」を取り入れてみてはいかがでしょうか？「プロテイン」を使用して簡単に作っていただけるレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

子どもに必要な「たんぱく質」ってどのくらい？（https://limitest.jp/meal/proteins-needed-by-children/ ）

高齢者の「フレイル」予防に！

「フレイル」とは健康な状態から「要介護」になる前段階を表し、身体的機能や認知機能が低下している状態を指します。（詳しくはこちらhttps://limitest.jp/meal/what-is-frail/）「たんぱく質」は「フレイル」予防で注目されている栄養素の一つです。加齢に伴い様々な理由で食事量が減少すると、相対的に「たんぱく質」摂取量も減少してしまいます。「たんぱく質」摂取量の減少は「筋力低下」「免疫機能低下」などを引き起こす要因の一つとなります。厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準（2020年版）」で設定されている65際以上の高齢者の「たんぱく質」摂取量は現役世代の「たんぱく質」摂取量と変わりがありません。

引用：日本人の食事摂取基準（2020年版）

食事量が増やせない。足腰が弱くなってきた。などの症状がある場合は「プロテイン」を取り入れてみるのも一つの方法です。高齢者の場合、身体状況により過度な「プロテイン」摂取がかえって持病を悪化させる危険性がありますのでむやみに「プロテイン」を摂取せずに管理栄養士に相談するようにしましょう。

まとめ

「プロテイン」を買ったはいいけど1袋飲みきれるか自信がない。色々な味を試したいけれど、賞味期限が心配。そんなお悩みをお持ちの方はぜひ、今回ご紹介した様に家族全員で「プロテイン」を飲んでみるのはいかがでしょうか？「プロテイン」はそのまま飲んでも、スムージーなどにしても美味しく召し上がって頂けますのでぜひ試してみてくださいね！

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管理栄養士/フードアドバイザー　高安 ちえ　http://chietakayasu-dietitian.strikingly.com/