スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)Round 5 Pirelli Italian Roundの決勝をITALYのImola Circuitで迎える。昨日まで好天に恵まれたが決勝日は朝から雨模様。このウィークで初めてのウェットコンディションとなった。
朝のWUPでは、刻々と変化する難しい路面状況の中での走行を強いられる。徐々にペースを上げ6周を消化し、2分4秒841で9番手タイムを計測。目指す表彰台に向け、しっかりとレースシュミレーションを行い、午後の決勝に向けて最後の調整を終える。
迎えたWorld Supersport決勝。路面状況は徐々に回復し、ウエットパッチが少し残るがレコードラインはほぼドライとなる。気温14度、路面温度18度の中、現地時間午前12時16分にスタート。セカンドロー、5番手スタートだったが若干出遅れ、オープニングラップは11位でコントロールラインを通過。2周目には10番手に一つポジションを上げ、ここから大久保のチャレンジが始まる。上位陣に迫る安定したタイムで周回し、レース中盤よりライバルに仕掛ける。同一周回ではTOPを凌ぐタイムで猛追し、着実に前方との距離を縮め、ライバルをパスし続ける大久保。10周目には6番手、そして14周目には遂に4番手まで
順位を上げる。全力で表彰台を目指し手を緩める事無く戦ったが、最後一歩及ばず17周のレースを終え、自己ベストとなる4位チェッカーで今大会を終えた。
結果kawasaki勢TOPでゴールし、13ポイントを獲得。総合50ポイントとし、ChampionshipStandingsでは4位に浮上。ランキングでもkawasaki勢トップをキープする。
大久保 光選手から
「今回のレースは、スタートさえまとめる事が出来ていれば表彰台に乗れるチャンスがあったレースでした。自己ベストの4位というリザルトを残す事が出来、ラップタイムもTOPを上回るタイムで周回出来た事は、これまで積み上げてきた事が間違っていないという自信になりました。一つ一つ、前に進んでいる事が実感出来、非常に充実したウィークでした。
応援して頂いている皆様に、表彰台の姿を見せられなかったのが悔やまれます。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、次戦のスペインは好きなコースでもあります。この良い流れを持ち込んで、表彰台を目指して全力で戦います。
皆様いつも応援ありがとうございます。引き続き大久保光の応援、宜しくお願い致します。」